狩猟はじめました

北海道で狩猟するブログです

予定通りの場所から予定通り撃つ

前回の探索で目星をつけていた場所にて予定通り捕獲。やはり群れはいた!

 

条件❶

なだらかな林道と、それと並行して上にはしる使われていない作業道。

(鹿にしたら下の林道を安全に確認できる)

(見下ろせる形で休憩する平場がある)

 

条件❷

川が近く、険峻ではない低い山。

(鹿は毎朝水を飲みにくるアクセスしやすい)

(敵が来てもすぐに上に逃げてたくさん逃げ道がある)

 

条件❸

笹はあまり高くなく、比較的真っ直ぐな林道。ところどころに開けた広場がある。

(鹿はとにかくクマの不意打ちが怖いと推察)

(得体のしれない外敵(人間)を発見した場合も、遁走ではなく監視しつつ退避している。それが容易な場所)

(笹が高いと不意打ちされると知ってる)

 

条件❹

陽のあたる南面の斜面

(そりゃあ暖かいのが好きに決まってる)

 

条件❺

クマの痕跡なし

(クマの糞や爪を研いだ痕跡を見つけたときは、まず捕獲できたことがない)

 

 

 

この条件の場所をマークしといて鹿笛を吹くと「ブォボェェェ!!💢」って野太い声の鳴き返しがあった。

縄張り争いの声だと思う。これからそっちに行くぞ、と。

声の感じからかなり歳をとったオスと感じた。

怒ってる。

 

車を林道から離れた広場の隅に停めてエンジン停止。

その脇で待つこと20分。

段々と笹薮を歩く音が近づいてきて、鳴き返しもはっきりと近くで聞こえる。

 

 

奴は予定通り下の笹薮から姿を現した。

こちらは車の陰から依託射撃準備も万端だぜェ!!

 

というわけで今シーズン初捕獲と相成りました。


f:id:predator-cat:20211027171638j:image

 

捕獲時ヘッドショットしなかったので、かなりの追跡行となったお話はまた別の機会に。

現時点での教訓、捕獲時に鹿に余力有りと見た場合は、接近前に第2射を考慮すべし。ヽ(´ー`)ノ