今回は初めての冬山での忍び猟でした。マスターが数年前に行ってた沢に入るようで同行。
まさかの幼馴染(非狩猟者)も肉搬送のため随行するという謎パーティ。
沢は四つに分岐しており下流から遡っていく作戦でした。
スノーシューズ的な足廻りだったため、川自体には入らず歩いたので、かなり歩きにくく体力は消耗気味。柔らかいフカフカ靴だったので、倒木が雪に埋まる作業道では安定しない感じ。
スノースパイクも沢と聞いていたので付けてなかった💧
見切れが良い所では、数歩進んで止まり、数歩進んでは止まりのユックリ進軍。
マスターとは逆のもう一つ奥の沢に友人と入る。
二人でとにかく音を出さないよう細心の注意を払って進む。
途中、
シカの足跡を発見!!
雪が降ってたがまだ埋まってないため、つい数時間前についた足跡だァァァァァ
狩りの始まりだぜYeahア!
友人興奮。
そして30分くらい奥に行くと、
鹿の角削りのあとかな・・・?
いやちょっと待って。
これ、まずは鹿ではないよな?
うん、角で削ってもこんな跡にはならない。
なるわけない。
あれだ、ほら、あのよくぬいぐるみで見るテディベア的な可愛い奴が遊んだ跡だよ。
友人と削れた樹をよく見る。
まるで刀で力任せに切り刻んだようじゃねぇか...
どうやったら一撃でこんな...
俺たちのテディベア予想をはるかに上回る圧倒的テディベア感。
「いいかよく聞け。現時点をもって、これ以上の鹿追跡を中止する‼︎」
「うん‼︎」(こっちの言葉に被し気味に)
引く勇気。
俺たちは今日、それを学んだ。
来た時の数倍のスピードで、かつ、無駄のない滑らかな動作で慟哭の谷から脱出。
マスターに合流したとき彼らは明らかに半ベかいていたと後世の記録にはあったが、それはまた別のお話...。