射撃教習資格を無事にGETれたわたくしは、
次の段階である「猟銃用火薬類等譲受許可申請書」なるものの手続きに進む。
なにか長ったらしい名前だが、
要は「あんたは数量限定だけど散弾を買ってよろしいよ」という許可。
警察の生活安全課で発行されます。
わたしの場合は、
射撃教習1セット75発、それを3回分まで買っていいの!
という数量で申請しました。
通例で申請数は300発となるそうですわ。
生活安全課の担当の方(ここまでの申請やらなんやらでけっこうフランクに話せるようになっている)によると
ある程度、射撃教習の場所、日程を先に押さえてから申請してほしいとのこと。
OK!ちょっと軽く調整してからまた来るわ。
と・・・この調整はおそらく飛び込みで射撃場に電話しても、
どうせ!うまく!いかない気がするぜッ!
っつーことで、
まずは1度行った銃砲店に直接行って相談してみる。
とにかく商魂たくましいあの銃砲店。店主はハゲ天。
某銃砲店到着。
相変わらずお客がドンドンくる、話している間も電話がひっきりなしに鳴りまくる。。。店内はすでに大混雑の病院待合室状態である。
店内にズラリとならぶ猟銃もすごいが、たぶん話からすると常時100人単位で色々取引や相談に乗っているような雰囲気。ネットも駆使してるしな、この店。
とにかく、ようやく自分の順番がきた。
ここでの調整事項は2つ。
一つ目は教習射撃実施日の確認。
これは射撃場で講師をしてもらう方との日程調整をしてもらうが、勤務日と重なりまったく合わず・・。
あとは100km離れた射撃場に電話するしかないね・・・。
自分で電話して。とのこと。
あー、100kmは無理。市内で3月は無理かァ・・・。
となる。
2つ目。
許可取得後の銃委託の再確認。
ここで、ちょっとおかしな雰囲気となる。
銃は最初、この店で新銃(又は中古銃)を購入する予定だった。
ウチは賃貸住宅のため、管理会社と数回にわたり交渉したがどうしても建物内に持ち込まないでほしい、との回答。
法律はわかるんですが、住民感情がありますのでNGといわれておりました。
それなら、銃砲店に委託保管するしかないッ
ま、安全面でもいいし、それもアリよね!うん。
ということで、この銃砲店長に事前に確認し(ここ重要)委託保管する前提のもと
所持許可申請を進めておりました。
それがここにきて、数日前にある先輩から眠り銃的なものを、譲渡してもらえることになりました。
いえーーーーーぃ!!大事に使いますぜい☆
ってな感じで、あれよあれよという間に話がまとまりました。
そして今日。
それをこの銃砲店店長に伝えたところ、おやじの目がキラっと光る。
・・・のを私は見た。
主「委託保管は厳しいかも」
私「え?」
主「今、お客さんが殺到しててね・・保管庫がいっぱいになりつつある」
私「いやいや!ここに委託保管ありきで所持申請してきたんですけど・・・」
主「もう一度管理会社と交渉して自宅に置くか、店で保管しても家を買うまでの間、だけしか難しいですな」
私「いや、家を買う計画なんて無いんスけど・・」
主「数ヶ月ならなんとかなるが、さらに私さんが所持許可取るとき空いている保障はないねぇ」
私「・・・・・・。」
ここで気づいた。
あ、このおっさんは私を「上客」(新銃や道具を店で買ってくれる客)ではなく、
現時点で「どうでもいい下客」(店にお金を落とさない客)にしたな、と。
店で銃を買わなくなったからね。
知り合いがいれば、その他付属する装備すら譲ってもらい、店では買わなくなる。
高級ブランド店に間違って入ってきた冷やかしのバックパッカー・・・などいい例えだと思う。
おっさんは、まさにプロだよね。
鉄砲店も商売。
商売(金)にならない狩猟者の相談に乗るほど暇じゃない、ってこと。
Exactly(そのとおりでございます)
初心者は五里霧中、丁寧に扱えば扱う程、金を落とす。店主、さすがの人懐っこさである。
清清しいまでの店主の手のひら返しに、
なんとなく、感じていたこの人物に対する違和感がはっきりした。
(ちなみに前回は管理会社に内緒で自宅保管すればいいのに、皆やってるよ?的なニュアンスのことを、遠まわしに言い出していたため、警戒していた)
違和感を感じるのは大事。
意外と間違ってない(ニヤリ)
笑顔で挨拶して店を出た。
二度とこないと思う。
その10分後、
この商魂店の近くにある、老舗銃砲店に行き上記の内容を相談したところ、
「教習射撃は私さんの希望日に合わせて講師にお願いしてあげるよ!」
→あっさり決定。
「譲渡仲介、委託保管はウチでいいよ!(しかも商魂店より月単価が安かった・・)」
→あっさり解決
老舗店主、ありがとうございます。
はぁ・・。軽い調整完了。
警察署に書類を提出して今日は終了や!
スゲーッ 爽やかな気分だぜ。 新しいパンツをはいたばかりの 正月元旦の朝のよーによォ~~~ッ